OC4Jでは、ファイルベースのセキュリティ・プロバイダが用意されています。XMLベースのファイルがユーザー、ロールおよびポリシーのリポジトリとして使用されます。このファイルベース・プロバイダは、一般に開発時や小規模な本番環境(スタンドアロンOC4Jを使用する場合など)で使用されます。デフォルトのセキュリティ・プロバイダでもあります。具体的には、OracleAS JAAS Providerではファイルベース(XMLベース)プロバイダの次のタスクがサポートされています。
- レルム、ユーザーおよびロールの作成
- ユーザーおよびその他のロールへのロールの付与
- 特定のユーザーおよびロール(プリンシパル)へのパーミッションの割当て
これらの情報は、XMLリポジトリ(通常system-jazn-data.xml)に格納されます。ただし、かわりにアプリケーション固有のjazn-data.xmlファイルを使用することもできます。
この章では、Application Server Controlコンソールの機能に沿って、ファイルベース・プロバイダのユーザー、ロール、およびレルムの基本管理タスクについて説明します。
この章の内容は次のとおりです。
ファイルベース・プロバイダのポリシー/レルム管理用のツール
ファイルベース・プロバイダのユーザーとロールを管理するには、Application Server Controlコンソールを使用します(「Application Server Controlを介したアプリケーション・レルムの管理」を参照)。これにより、ユーザー・リポジトリ(system-jazn-data.xmlファイル、または供給するアプリケーション固有jazn-data.xmlファイル)が更新されます。
ファイルベース・プロバイダのポリシーを管理するには、OracleAS JAAS Provider Admintoolを使用します。「Admintoolのコマンドライン構文およびオプションの概要」にリストされているポリシー・オプションを参照してください。
通常、system-jazn-data.xmlまたはjazn-data.xmlファイルは直接操作しないようにします。
注意 ポリシー管理のツールでは例外的に、ファイルベース・プロバイダのロールにRMIパーミッションまたは管理パーミッションを付与することは、Application Server Controlを介したロールの編集または追加の一環としてできます。 RMIを使用したEJBへのアプリケーション・アクセスを有効にするには、ユーザーまたはロールにRMIパーミッションloginを付与する必要があります。これを有効にするために、Application Server Controlを使用しないで、OracleAS JAAS Provider Admintoolを使用することもできます。次に例を示します。 % java -jar jazn.jar -grantperm myrealm -role myrole ¥ com.evermind.server.rmi.RMIPermission login
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Application Server Controlでのファイルベース・プロバイダの構成
この項では、Application Server Controlコンソールを使用して、ファイルベース・プロバイダを使用するアプリケーション用に行う次の管理タスクについて説明します。また、最後にインスタンス・レベルの管理に関する項があります。
アプリケーション・デプロイ時のファイルベース・プロバイダの構成
ファイルベース・プロバイダを指定できるのは、Application Server Controlを介してアプリケーションをデプロイするときです。オプションで、jazn-data.xmlファイルの場所とデフォルト・レルムの指定もできます。
「デプロイ: デプロイ設定」ページで、次の手順を実行します(このページへのナビゲート方法は、「Application Server Controlを介したアプリケーションのデプロイ」を参照してください)。
- 「セキュリティ・プロバイダの選択」タスクを選択します。
- 表示される「デプロイ設定: セキュリティ・プロバイダの選択」ページで、「セキュリティ・プロバイダ」ドロップダウン・リストから「ファイルベース」を選択します。
- そのドロップダウンでファイルベース・プロバイダを選択すると表示される「ファイルベースのセキュリティ・プロバイダの構成」で、次の手順を実行します。
- OC4Jインスタンスのデフォルト・ファイルベース・プロバイダとアプリケーション固有のファイルベース・プロバイダのどちらを使用するかを選択します。
- リポジトリの場所を指定します。また、オプションでユーザーおよびロール構成のためのアプリケーション固有
jazn-data.xmlファイルを指定します。デフォルトでは、system-jazn-data.xmlファイルが使用されます。 - デフォルト・レルムを指定します。そうしない場合は、
jazn.comがデフォルト・レルムになります(ただし、インスタンス・レベルのjazn.xmlファイルに別の設定がある場合は除きます)。
- 「OK」を選択し、セキュリティ・プロバイダの選択を終了します。
- 「デプロイ: デプロイ設定」ページが再表示されるので、「デプロイ」を選択してデプロイを完了するか、または必要に応じて他のタスクを選択します。タスクのリストは、「Application Server Controlを介したアプリケーションのデプロイ」を参照してください。
デプロイ後のファイルベース・プロバイダへの変更
アプリケーションで使用するセキュリティ・プロバイダは、前述のようにデプロイ時に選択できます。また、デプロイ後に、異なるセキュリティ・プロバイダに変更することもできます。次の手順でファイルベース・プロバイダに変更できます。
- 「アプリケーションの「セキュリティ・プロバイダ」ページへのナビゲート」の説明に従って、アプリケーションの「セキュリティ・プロバイダ」ページを表示します。
- 「セキュリティ・プロバイダ」ページで、「セキュリティ・プロバイダの変更」を選択します。
- 「セキュリティ・プロバイダの変更」ページで、「セキュリティ・プロバイダ・タイプ」ドロップダウンから「ファイルベースのセキュリティ・プロバイダ」を選択します。
- 「セキュリティ・プロバイダ属性: ファイルベースのセキュリティ・プロバイダ」(「ファイルベースのセキュリティ・プロバイダ」を選択すると表示されます)で、次の手順を実行します。
- OC4Jインスタンスのデフォルト・ファイルベース・プロバイダとアプリケーション固有のファイルベース・プロバイダのどちらを使用するかを選択します。
- (オプション)リポジトリ・ファイル(アプリケーション固有の
jazn-data.xmlファイルなど)の場所を指定します。そうしない場合は、system-jazn-data.xmlファイルが使用されます。 - (オプション)デフォルト・レルムを指定します。そうしない場合は、
jazn.comがデフォルト・レルムになります(ただし、インスタンス・レベルのjazn.xmlファイルに別の設定がある場合は除きます)。
- 「OK」を選択し、変更を終了します。
「セキュリティ・プロバイダ」ページが再表示されます。このページで設定を確認できます。変更を有効にするためにアプリケーションを再起動するよう指示されます。
Application Server Controlを介したアプリケーション・レルムの管理
この項では、ファイルベース・プロバイダのレルムを構成する方法について説明します。
後述のどの手順の場合も最初の手順は、アプリケーションのApplication Server Controlコンソールの「セキュリティ・プロバイダ」ページに進むことです(「アプリケーションの「セキュリティ・プロバイダ」ページへのナビゲート」を参照)。
ここでのタスクにより、リポジトリ・ファイルの要素の下においてサブ要素が作成または変更されます。の下には、レルムごとにサブ要素があります。
レルムの検索
レルムを検索するには、アプリケーションの「セキュリティ・プロバイダ」ページから、次の手順を実行します。
- 「レルム」タブを選択します。
- 「レルム」ページの「検索」で、検索文字列を指定してから「実行」を選択します。
- 検索文字列に一致するレルムが、「結果」の下に表示されます。(検索文字列が空の場合は既存のレルムがすべて表示されます。)
レルムの作成
レルムを作成するには、アプリケーションの「セキュリティ・プロバイダ」ページから、次の手順を実行します。
- 「レルム」タブを選択します。
- 既存レルムのリストの上にある「作成」を選択します。
- 表示される「レルムの追加」ページで次の手順を実行します。
- 希望のレルム名を指定します。
- レルムの管理ユーザーに対する希望の名前を指定します。
- 管理ユーザーに対する希望のパスワードを指定して確認します。
- レルムについて希望の管理者ロールを指定します。指定した管理ユーザーは、このレルムに属することになります。
- 「OK」を選択してレルムを作成します。
「セキュリティ・プロバイダ」ページが再表示されます。このページでレルム・リスト内の新しいレルムを確認できます。
レルムの削除
レルムを削除するには、アプリケーションの「セキュリティ・プロバイダ」ページから、次の手順を実行します。
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